オグラ イズミ
  小倉 いずみ   法学部 政治学科   教授
■ 標題
  合衆国憲法制定 200周年における理想と現実-最高裁判所判事の選任と現代の諸問題-
■ 概要
  65-79レーガン大統領が1980年代の最高裁の保守化を狙った意図に関して、保守派とリベラル派の論争を解説する。これには最高裁の判事の選任が深くかかわっており、この選任は司法部の問題だけでなく、アメリカ政治の方向をも左右する重要な点であった。合衆国最高裁は、1950年代のウォーレン長官、1970年代のバーガー長官と続いてきた司法積極主義が、レーガンの登場で揺らぎつつあると言われる。さらに保守的な「原意論争」が加わり、1980年代は司法消極主義になっている。アメリカ大統領が司法部に及ぼす影響力と、現代の最高裁が判断しなければならない判例を、歴史的に分析する。総頁数96頁中65-79頁。
  単著   『湘北紀要』第10号   湘北短期大学      1989/03


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