オグラ イズミ
  小倉 いずみ   法学部 政治学科   教授
■ 標題
  ラルフ・ワルド・エマソン-その哲学背景と流動的思想-
■ 概要
  1830年代にボストンを中心に広まった超絶主義の歴史的背景について、述べる。前半は、エマソンが登場する以前のユニテリアン主義を、ハーバード大学を中心として解説する。古い形骸化したユニテリアン主義の宗教に対抗し、想像力と直観を主題としたエマソンの独創性を評価する。後半は、エマソンの著作に表われる「同心円」と「過程」の概念を分析し、ロマン主義における流動性あふれる人間像と直観の意味を探る。総頁数 194頁中81-90頁。
  単著   『詩と散文』第36号   永田書房      1981/06


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