タカオ ケンジ
  髙尾 謙史   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  『813』と聖霊
■ 概要
  モーリス・ルブランのリュパン・シリーズは終末論的ではないが、シリーズ最大の長編小説『813』にはどこか終末論の香りがする。というよりも、ルブランと同時代の作家レオン・ブロワの終末思想を思い起こさせるものがある。本稿では、ルブランとブロワの関係を調査し、ブロワの聖霊待望論的な終末思想を確認したうえで、『813』の細部に見え隠れするブロワの影を探究した。
  単著   大東文化大学紀要〈人文科学〉   大東文化大学   (49),299-321頁   2011/03


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