タカオ ケンジ
  髙尾 謙史   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  ミシェル・ラミ著『ジュール・ヴェルヌの暗号-レンヌ=ル=シャトーの謎と秘密結社』(訳書)
■ 概要
  19世紀末、南フランスの寒村レンヌ=ル=シャトーの貧乏司祭が突然金持ちになり、司祭館にはフランス政府の要人やハプスブルク家の大公などが出入りするようになった。その司祭は、キリスト教あるいはヨーロッパ諸王朝にまつわる財宝ないし秘密を発見した、といわれている。本書は、小説家ジュール・ヴェルヌがこの「レンヌ=ル=シャトー事件」に通じていたこと、そしてその作品群の言葉遊び的文体にレンヌ=ル=シャトーの謎が暗号として埋めこまれていることを検証し、さらにヴェルヌの情報源を、薔薇十字団やテンプル騎士団などの秘密結社との結びつきのなかに探った研究書。
  単著   工作舎      1997/12


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