タカオ ケンジ
  髙尾 謙史   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  ブロワ版終末論カタログ
■ 概要
  1917年まで生きたカトリック作家レオン・ブロワは、同時代の社会・政治・経済・思想の諸現象のうちに「世界の終わり」のさまざまな徴を探りつづけた終末論コレクターでもある。そのブロワが収集した終末論的材料を、「苦しみとそこからの解放」「聖霊の王国」「聖母の出現と終末予言」「巫女・女性・受肉」「地球の変容」「ナポレオンあるいは終末の大君主」「教皇と無意識」「貨幣・ユダヤ人・資本主義」の8項目に分類して、19世紀フランスのさまざまな終末論的ディスクールに見られる数々の「終末イメージ」を抽出した。
  単著   大東文化大学人文科学研究所紀要『人文科学』第4号      1999/03


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.