タカオ ケンジ
  髙尾 謙史   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  ファーブル・ドリヴェの「記号」について-アルケオメートル、あるいは、もうひとつの象徴主義のために
■ 概要
  ヘブライ語文法論の装いのもとに出版されたファーブル・ドリヴェの『復元されたヘブライ語』(1815-1816)は、「記号」の概念を核に構築されている。ところが、その「記号」に関しては、「名詞・動詞・関係詞を生みだすのは記号であるが、記号を生みだすのは名詞・動詞・関係詞である」という不思議な概念規定が行なわれているのである。このメビウスの帯めいた定義を糸口にして、ファーブル・ドリヴェの「記号」が孕んでいる豊かな可能性を抽出し、それによって、いわゆる象徴主義の「コレスポンダンス(万物照応)」概念を基礎づけるため
  単著   大東文化大学紀要第37号      1999/03


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