ロク シャクシュン
  鹿 錫俊   国際関係学部 国際文化学科   教授
■ 標題
  「中国の政策的分裂と日本の誤算--熱河危機期日中関係の一断面」
■ 概要
  1932年12月から33年早春の熱河省の陥落までの「熱河危機」期において、中国国民政府はどういう内部状況にあったのか、それに対して日本側はどう対応したのか。本稿は、この二つの問題に焦点をあて、この時期における中国国民政府の政策的分裂と軍人指導者の自己矛盾の由来を検証したうえで、それに対する日本側の認識と対処を分析し、日本の国際連盟脱退及びその直後の長城作戦、塘沽停戦協定締結の背景を形成させた日中関係のこの重要な一断面の究明を試みた。(34~52頁)
  単著   一橋大学一橋学会・『一橋論叢』第124巻第1号、   124(1)   2000/07


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