ロク シャクシュン
  鹿 錫俊   国際関係学部 国際文化学科   教授
■ 標題
  「国民政府対日関係の船出:1927~1928」
■ 概要
  1927年春の南京事件を発端とし翌年末の東北易幟と不平等条約改正交渉に至るまでの2年間は南京国民政府の一地方的政権から国家的政権へのいわば「発育」時期であり、その対日関係を中心とする外交活動の起源の時期でもある。この重要な二年間に中日双方が辿ってきた、友好から緊張への曲折的過程は、国民政府の日本観と英米観を逆転させたと同時に、その対日問題を処置するための基本方針及び国際戦略の「雛形」をも形成したと考えられる。本論文は上記過程を整理してその「雛形」を描いた。(32~51頁)
  単著   中国社会科学研究会・『東瀛求索』第7号   32-51頁   1995/07


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