ロク シャクシュン 鹿 錫俊 国際関係学部 国際文化学科 教授 |
■ 標題 「世界化する戦争と中国の『国際的解決』戦略」 |
■ 概要 日中紛争解決策をめぐる国民政府の論理をまとめたうえで、①ヨーロッパに対する情勢判断と講和条件の抑制的設定、②独ソ不可侵条約成立前後の対応、③参戦か中立か――ヨーロッパ戦争への方針をめぐる論争、④講和か抗戦継続か――危機の中の再選択、⑤第2次世界大戦への拡大における中国要因と日本要因という5節を通して、1939年1月から11月に至る時期における中国国民政府のヨーロッパ情勢の観察と対応を考察し、「中国側の国際的解決戦略」という視座から、日中戦争とヨーロッパ戦争、第2次世界大戦との関連性を検討した。 単著 石田憲編『膨張する帝国 拡散する帝国――第2次大戦に向かう日英とアジア』所収 東京大学出版会 203-254頁 2007/04 |
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