アジロ アツシ
  網代 敦   文学部 英米文学科   教授
■ 標題
  「イギリスの文献学(フィロロジー)と文献学者(フィロロジスト)-その1」
■ 概要
  イギリスの文献学の伝統と、その伝統を培ってきた代表的文献学者の仕事の成果を再考することが本稿の目的である。今回はその1として、(I)「ドイツでなされた近代文献学の概念規定の確立とその実践の具体例を概観」し、(ii)「英語の‘philology’という語自身が、歴史的にどのように辞書において定義されてきたかを見ること」を中心とした。これによって「文献学」としての‘philology’がドイツとイギリスではどのように捉えられているのか、また‘philology’が‘literature’および‘linguistics’とどう関わり合うのかを考える導入にした。
  単著   大東文化大学英米文学論叢第32号      2001/03


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.