カトウ ヒロアキ
  加藤 普章   法学部 政治学科   教授
■ 標題
  カナダにおける信仰の自由のありかた - 宗教的独自性・平等・統合
■ 概要
  カナダは多文化主義の政策を1970年代から提示しているが、最近では宗教上の多様性が顕著になってきた。1982年から発効しているカナダ憲法の規定もあり、個人の信仰の自由は保障されるべきであるが、社会全体のバランスをどのようにしてとるかも重要な課題である。この論文では複数の事例(日曜日に営業を行うことの是非、オンタリオ州における宗派教育、イスラム教徒のシャーリア法、そして非キリスト教徒の独自な権利など)を取り上げ、問題点などを考察した。多文化主義はある意味で多宗教社会につながる可能性もあり、今後も分析が必要である。
  単著   法学研究   慶応大学法学部、法学研究会   86(4),37-66頁   2013/04


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