ハセガワ レイ
  長谷川 礼   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  『The Brand Management System at Nissin Food Products』
■ 概要
  B5版23頁1990年にブランドマネジャー制を導入した日清食品について、P&Gとの比較によりその特徴を概観する。食品市場は消費者にとって多様な選択肢が必要であり、企業は可能な限り多くの新製品を矢継ぎ早に市場に投入するのに対し、日用雑貨市場では多すぎる選択肢は消費者の混乱を招くだけである。こうした市場特性に合わせて、日清食品のブランドマネジャー制はあくまでも新製品開発、しかも既存ブランドをレンジブランド的に利用して、新製品開発の効率を高めることを目指す。一方、P&Gではブランドマネジャーは既存ブランドのリニューアルを2-3年に一度、成功裡に行い、担当ブランドの長寿化をねらう。異なる目的にあわせて、さまざまな違いが指摘される。
  単著   Institute of Business Research Daito Bunka University、Research Papers No.E-33      2002/03


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