アライ アキオ
  荒井 明夫   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  明治中期府県管理中学校における『官』と『民』-京都府尋常中学校を例として-
■ 概要
  明治20年、当時大阪にあった第三高等中学校の京都移転が決定。それに伴い、府唯一の尋常中学校維持のための予算が成り立たず、府は、真宗大谷派にその経営を委託することとなった。本論文では真宗大谷派という民間の宗教団体の経費による府尋常中学校(つまり、民間団体の拠金によるが、府が管理する中学校)の問題性を指摘し、当時の中学校政策のもつ矛盾を明らかにした。
  単著   『日本教育史研究第8号』(日本教育史学会発行)      1989/08


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