ナカザワ ノリコ
  中澤 紀子   文学部 英米文学科   教授
■ 標題
  「Mother Goose’s Melody(1791)における動名詞と現在分詞」
■ 概要
  この研究に先立つ中澤(2005)「V-ing:動名詞と現在分詞の分類をめぐって」において、動名詞と現在分詞の考察を行ない、特に、動詞的動名詞と現在分詞の構造がどんな特徴を共有して「拡張」したり「融合」したりするのかを現代英語を対象とした共時的観点から考察した。 その研究に基づいて、本研究では、Mother Goose’s Melody(1791)に収録されたナーサリー・ライムを言語資料として用いることによって、近代英語期の主に口承の英語を対象にして動名詞と現在分詞の考察を行なった。そして、動名詞と現在分詞それぞれの「拡張」と両者の「融合」のメカニズムがいつ頃からどのようにして働き始めるのかという問題の手がかりを探った。
  単著   『英米文学論叢』第37号(pp.27-41)      2006/03


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