ナカザワ ノリコ
  中澤 紀子   文学部 英米文学科   教授
■ 標題
  助動詞shouldの意味の統合的説明に向けて:中心的意味からの拡張
■ 概要
  本研究の目的は、英語の法助動詞(modal auxiliary)を対象にして、各々その多岐にわたる意味・用法を、統合的に説明することである。本稿では、特にその意味・用法が多岐にわたるshouldに焦点を当てて、その意味・機能をグループ化し、中心的意味グループとそこからいろいろな方向に拡張していく意味グループとを生起環境や文法構造を手がかりにして分類していった。その結果として、助動詞 shouldに関して、中心的な意味から、それぞれ意味の一部を共有しながら、意味の拡張によって、複数の意味グループがいろいろな方向に放射状に拡がり、全体として有機的に結びついた意味の集合体を形作るような‘意味拡張モデル’を提案した。pp.31-44.
  単著   『大東文化大学紀要』第55号〈人文科学〉   大東文化大学   31-44頁   2017/03


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