シマイ　セイジ   島井　誠司   スポーツ・健康科学部 健康科学科   講師

■ 標題   志村城山熊野神社社叢林のタブノキについて

■ 概要   関東平野の原植生を想定する上で、地形に応じて成立する植生のうち、代表的なタブノキ林は沿岸部沖積低地が分布の中心であるが、山地に近い内陸部荒川流域にもタブノキの小集団や巨木が点在しているのが確認されており、かなりの広がりがあることを示唆している。いわゆる荒川低地は分布の空白地域であるが、武蔵野台地北縁に位置する社叢林においてタブノキの巨樹とその順調な実生更新の様子が記録され、組成的な面からもこの地域にタブノキ優占林が成立することが想定された。   ◎島井誠司・永戸健   共著   大東文化大学紀要〈自然科学〉   (41),9-17頁   2003/03

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