サワダ マサヒロ
  澤田 雅弘   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  「明中期呉中文苑考-名士育成を通して-」
■ 概要
  明中期蘇州文苑の成員間に、先達の後進に対する奨掖と、後進の先達に対する推奨との 相互関係が顕著に認められることに着目して、その相互関係の複合が、清議の盛んな郷里蘇州に文人として定住するための互助機能として機能していることを明らかにし、さらに明中期蘇州の文学芸術の特性を、個性を認める近代的文人精神の反映とする従来の説は一面的理解に止まると論じ、明代中期に文人芸術の中心地となった蘇州文苑の繁栄を、成員間における相互推奨の構造に見いだしたもの。 
  単著   日本中国学会報、第35号   191~204頁頁   1983/10


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