サワダ マサヒロ
  澤田 雅弘   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  「明中期呉中文苑の基本的性格」
■ 概要
  明中期蘇州の詩文書画家集団の基本的性格を考察したもの。この文苑には各人が和気を優先する意識と、他者の文学芸術傾向を受け入れようとする多面的価値観が顕著であったこと、同時に異質の流入を阻止する手段を持たず、厳格な人選による結社の成長を促進しえなかったことなどを明らかにしたうえで、この文苑が科挙制により郷里蘇州に帰属した学生層と、知徳保持者として輿論に影響のあった布衣を主な構成員とする、郷村社会の表層構造であったことを論じたもの。 35~54頁
  単著   大東文化大学中国学論集、第3号      1982/03


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