サワダ マサヒロ
  澤田 雅弘   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  「趙之謙の「何紹基は嫌いだ」の書簡について-趙之謙研究札記2-」
■ 概要
  ①趙之謙と何紹基との邂逅を同治4年とする西川寧説は誤りで、趙而昌の同治9年説が正しいこと、②何紹基に対する嫌悪感を吐露する書簡のうち、西川寧が同治4年の発信とし、黄苗子が同治11年の発信とする魏錫曽宛書簡は、同治9年の発信であること、また夢惺宛書簡二通の発信時期は同治12年7月を下限とする同治末頃であること、③夢惺は李応庚、関連する識語入れて楹聨を書き与えた相手藍洲は陳豪であること、等を考証した。また、藍洲に与えた同楹聨の書写時期を趙之謙40歳頃と比定する西川寧説に疑問を呈し、42歳以降に下るだろうことを示唆した。 106~126頁
  単著   大東書道研究(大東文化大学書道研究所)9      2001/03


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