サワダ マサヒロ
  澤田 雅弘   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  東魏墓誌の刻について-李挺墓誌・劉幼妃墓誌・元季聡墓誌-
■ 概要
  李挺と合葬された妻の劉幼妃墓誌・元季聡三者の各墓誌は同時期に刻されたものである。この三誌について字蹟・刻法を検討し、①李・劉誌の書者は同手、元誌は前二誌と同じ書流の別手。②李誌を分担した刻者のうちAa、劉誌を分担した刻者のうちGgの四者は同一刻法の体得者で、しかもAとGは同手、aとgは同手。③李誌の刻者B、劉誌の刻者H、元誌を独占する刻者Iの三者は同一刻法の体得者で、おそらく同手。等々の結論を得て、工房組織上の問題を発掘した。(21年度科研・基盤研究の成果の一部)
  単著   大東書道研究(大東文化大学書道研究所)17      2010/03


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