サワダ マサヒロ
  澤田 雅弘   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  「張遷碑 宋・元出土の可能性-定説・明初出土への疑念-」
■ 概要
  後漢の張遷碑の出土時期についての定説は、明中後期『(嘉靖)山東通志』の「近ごろ地を掘りて之を得」の双注を根拠に長く継承されてきたものと考えられるが、明初にすでに張遷碑に関する記事が二件があり、いずれにも同碑の出土に言及していないこと、明中期の都穆も同碑の「宋人の目に触れずに伝世したらしい旧拓本」を目にしていることなど、定説に対する反証を挙げて、宋・元出土の可能性すらありうることを示唆したもの。 113~120頁
  単著   書道史研究未央第3号   (未央刊行会)      1990/11


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