サワダ マサヒロ
  澤田 雅弘   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  「文徴明後における呉中文学の変貌について」
■ 概要
  明中期では多面的価値観を有し、またそれを自認してきた蘇州文人の文学芸術が、領袖文徴明が歿した頃から主体性を喪失しはじめる。その変貌は、蘇州文人の時尚に左右されやすい性格と、諸典型が混在するなかで文学芸術が主に薫染によって継承されてきたことの弱点が、市場の活発化と文人に関心を寄せる文苑底辺層における褒貶の激化により顕在化したためであると論じ、蘇州文人芸術の停滞と変化を相互推奨構造の崩壊から解き明したもの。 519~540頁
  単著   『大東文化大学創立六十周年記念中国学論集』      1984/12


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