サワダ マサヒロ
  澤田 雅弘   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  北朝墓誌にみる刻法の伝播―特定刻法[002]について―
■ 概要
  北魏末から東魏・北斉にかけての墓誌のいくつかに同一刻法(特定の刻調をもたらす一類の鐫刻技法)が認められる。稿者はこの刻法を[002]と名付け、その伝播状態を明らかにすることにより、従来の石刻書法史で見落としてきた、筆跡に従属しない自律的刻法の存在を指摘した。加えて稿者が別に明らかにした[001]と併せてみれば、時空を越えて伝播する自律的刻法の存在は、特殊な事例でない可能性が高いことを論じた。
  単著   大東書道研究   (20),70~87頁   2013/03


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