スズキ ヒロノリ
  鈴木 敬了   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  Word Order Variation and Determinants in Old English Nagoya,ManaHouse
■ 概要
  東北大学に提出した博士論文を公刊したもの。古英語には現代英語と異なり語順の多様性が見られるが、それらを生み出す要因は何かを考察したもの。先行研究と分析方法論について触れた後に(1章)、英語史の定説、格組織の消失と語順の固定化の因果関係の検証(2章)、それに代わる要因として散文では目的語の語順に対する「要素の重さ」の作用を解明し(3章)、韻文においては助動詞の語順を分析対象とし、散文で見られた要因および韻律の影響など、さまざまな要因の検証を行った。結論として散文の要因は働かず、古英語詩の特徴である頭韻の分布が語順の決定要因となっていることを解明し(4章)、韻文統語研究のさらなる可能性を示唆(5章)している。(全164ページ)
  単著   マナハウス(出版社)      2006/09


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