スズキ ヒロノリ
  鈴木 敬了   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  "Two Determinants of Word Order in the Parker Chronicle"「近代英語の諸相」近代英語協会10周年記念論文集」(Aspects of Modern English)
■ 概要
  全体の概要:近代英語協会発足10周年を記念して「近代英語の諸相」と題して出版されたもので内容は近代英語に関わる分野を網羅している。全体は音韻・形態論、語彙意味論、統語論、語法・語用論、文体論に分かれ各執筆者の専門分野の論考を収めたものである。音韻・形態論では合成語のハイフン、語彙音韻論と借用語等に関するもの、語彙・意味論では意味変化の傾向とその説明、移動動詞の意味発達等の論考、統語論では英語史における統語変化、語順決定要因の論考、語法・語用論では科学的論文やスピーチの語用論的違いなどを、文体論ではコーパスを利用した研究や伝達部の構造と機能等が考察されている。 担当部分概要:古英語の語順研究は語順パターンの記述が主でありKohonenはHallidayの‘given/new’(旧、新情報)が語順決定要因の1つであるとした。しかしその‘given’には、Chafeが‘accessible’と呼ぶものも含み、それらはどの位置にも現れるためHallidayの‘given/new’では正確に‘givenness’の影響を測れない。したがって本論では、新しい‘givenness’に基づく、より効果的な分析法を用い「パーカー年代記」を分析した。その結果、語順が固定していない節において‘heaviness’(要素の長さ)及び‘givenness’の作用が判明した。(全600ページ)pp.376-92 荒木 一雄、山川喜久男 東森めぐみ、西原 哲雄 豊島 庸ニ、山根 典子 久屋 孝夫、中野 弘三 丹羽 義信、小倉美知子 田中 俊也、宇賀治正朋 天野政千代、安藤 貞雄 濱崎孔一郎、今井 光規 石川 一久、加藤 正治 児馬  修、廣瀬 秀人 水野 政勝、大門 正幸 小野  捷、大島  新 齊藤 俊雄、鈴木 敬了 田中 智之、内桶 真二 米倉  綽、樋口 昌幸 奥  浩昭、梅咲 敦子 藤崎 好子、堀  正広 伊藤 弘之、松谷  緑 豊田 昌倫、和田  章 以上38名、全38編
  共著   近代英語協会編 英潮社出版      1993/05


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