スズキ ヒロノリ
  鈴木 敬了   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  “On MV/VM Order in Old English Poetry”Studies in Modern English: The Twentieth Anniversary Publication of The Modern English Association (近代英語協会20周年記念論文集)所収"
■ 概要
  全体の概要:近代英語協会創立20周年を記念して編まれた論文集で内容は近代英語に関わる分野を網羅している。全体は5つの分野からなる。Part1音韻論と形態論では各時代の音韻についての論考、Part2語彙、統語論、語用論では英語の語順の歴史的変化とその要因に関する論考、Part3意味論では意味のネットワークに関する論考、Part4文体論では近代英語の各世紀の作品を分析した論考、Part5応用言語学の分野では英語歴史言語学の効果的指導法の論考が収められている。 担当部分概要:古英語の従属節における法助動詞(M)と不定詞補語(V)に関してextra element(主語、M、V、以外の要素)の存在の有無が語順の決定要因であるとの主張がある。この説は古英語散文には有効である。しかしながら extra elementの影響は古英語頭韻詩Beowulfでは働かず、代わって頭韻の分布がMV/VM語順の重要な決定要因であることを主張した。また主節においては第1半行が第2半行とは異なる分布を示すことからその区別は古英語詩の語順研究にとって重要であると主張した。この主張が他の古英語頭韻詩でも有効か否かを調査した結果、Beowulfと同様の結果が得られた。(全510ページ)pp.279-93 Kazuo Araki, Hideo Nakano, Akiyuki Jimura,Tetsuo Nishimura, Toshihiro Oda, Minoji Akimoto, Masachiyo Amano, Kaneaki Arimura, Michio Hosaka, Tomohiro Kawabata, Fuminori Matsubara, Meiko Matsumoto, Masakatsu Mizuno, Yoshihiko Morita, Fujio Nakamura,Hiroyuki Nawata Yoshinobu Niwa, Michiko Ogura, Shin Oshima, Hironori Suzuki, Tomoyuki Tanaka 他 以上36名、全36編
  単著   近代英語協会編 英潮社出版      2003/12


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