ワタナベ トミエ
  渡部 富栄   スポーツ・健康科学部 看護学科   特任准教授
■ 標題
  「事例から見た通訳者の語用論的アプローチ」
■ 概要
  通訳現場から10の事例を取り上げ、通訳者が訳出中に用いた語用論アプローチを明らかにした。通訳者は、旧情報と新情報の結束性(整合性)を整えながら訳出している。そうでないと、聞き手は理解できなくなるからである。また、含意の中の意味要素で通訳に明示する場合の判断では、明示しないより明示した方が大きな効果が得られるという通訳者の「確信」が決定要因になった。含意の明示化は通訳者の義務なのか裁量なのかについても検討している。
  単著   『通訳研究』   日本通訳学会   (4),41-62頁   2004/12


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