ワタナベ トミエ
  渡部 富栄   スポーツ・健康科学部 看護学科   特任准教授
■ 標題
  「Wadensjöのモデルによる通訳教育一試論―通訳に必要な対人コミュニケーション・スキル」
■ 概要
  良い通訳とは、単に正確で分かりやすい訳を提供することだけではなく、当事者間に合意点と相違点の理解を共有させ、コミュニケーションとして成功に導くことができるものである。しかし現実の通訳教育は正確な訳出のみに注力している。この教育と現実の実践とのギャップを埋めるために、対人コミュニケーションの要素を通訳教育に組み入れることを提唱した。Wadensjöのモデルから、対人コミュニケーション・スキルの中でも通訳者に必要なミスコミュニケーションへの対応、フェイスの保護、非言語コミュニケーション・スキル、フィードバックへの配慮、マクロとミクロの視点のバランスに関する能力について説明している。
  単著   通訳教育論集   通訳教育指導法研究プロジェクト 日本通訳翻訳学会   73-85頁   2014/04


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