ワタナベ トミエ
  渡部 富栄   スポーツ・健康科学部 看護学科   特任准教授
■ 標題
  医療機関における外国人患者の受け入れ状況と医療通訳者の活用
■ 概要
  特集Ⅰ第4回大東文化大学看護学会総会の中にに掲載されたものである。「国際的視野で看護を考える」と題した基調講演を受けて、日本国内の医療機関での外国人患者の受け入れ状況を医療通訳者の活用の視点から概説されている。医療通訳者の必要性は認識されていても日本の診療報酬制度では通訳加算はなく、無償あるいは有償ボランティアという不安定な身分である。看護師として医療現場で効果的に医療通訳者を活用するポイントが示された。日本の外国人医療の政策は、ヘルスツーリズムといった富裕層を対象にしたもので、在留外国人を対象としたものではない。特に在留の歴史が短いベトナム人(技能実習生)など、近年急増する移民の層はサポートシステムも脆弱である。国際的視野で看護を考えた場合、政治経済、社会状況に看護師は常に関心を持つことが重要である。
  単著   大東文化大学看護学ジャーナル   大東文化大学看護学会   4(1),56-64頁   2022/03


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