オオシマ ヨシロウ
  大島 吉郎   外国語学部 中国語学科   教授
■ 標題
  存在文における発話の意図に関する若干の考察-動詞“有”の例を中心に
■ 概要
  現代中国語(普通話)における存在表現には一定の制約があり、動詞“有”に続く名詞成分は、一般に「不定」を表す内容の語句であらねばならない。この制約をはずれる文も存在するが、これまでその指摘は行われて来てはいたが、整合性を有する解釈が示されてはいなかった。小稿では「話者の意図」という観点から、語用論としての解釈を試み、聞き手に対する「好意的提供」を意図する文であるとの仮説を提示し、合理的な解釈への筋道をつけることが出来た。
  単著   大東文化大学外国語学研究   大東文化大学大学院外国語学研究科   (14),15-23頁   2013/03


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