オオシマ ヨシロウ
  大島 吉郎   外国語学部 中国語学科   教授
■ 標題
  程度補語となる“可愛”の意味分析について
■ 概要
  《儒林外史》第1回に見える“緑得可愛”の表現をめぐって、主に明代から現代中国の小説の用例を取上げ、“可愛”がどのように意味と用法の拡大を遂げてきたかを通時的に述べたもの。“可愛”が程度補語として用いられることを記述した研究はこれまでなく、辞書にも用例を含め記述が見られない。日本語の「可愛い」が干渉する結果、日本人には解釈が分かりにくい表現である。「因果関係、時系列」をキーワードとして解釈の方法を示した。
  単著   中国言語文化学研究   大東文化大学大学院外国語学研究科中国言語文化学専攻   (創刊),215-222頁   2012/03


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