ヤマシタ ハルコ
  山下 東子   経済学部 現代経済学科   特任教授
■ 標題
  日本-台湾マグロ問題見聞記
■ 概要
  刺身用マグロの漁獲量は、今なお日本が世界の半分をとっているが、1980年代以降、台湾と韓国も超低温マグロはえ縄漁船を用いた遠洋マグロ漁業を積極展開するようになり、今では台湾は日本に迫る勢いがある。そのため日本の漁業者は、台湾からの冷凍マグロ輸入量を年間10万トン以下に抑えるよう台湾の業界に要請し、1994年、台湾側もこれを受け入れた。本論では2002年8月に筆者が実施した台湾実態調査を通じて明らかになった、この経緯と現状認識についての台湾の業界、水産当局の見解を紹介している。
  単著   『東アジアレビュー』№106   東アジア総合研究所   (106)   2001/11


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