カナザワ タエコ
  金澤 妙子   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  「子ども観の変容をもたらすもの」
■ 概要
  M子を困ったと捉えていた保育者が、心からかわいい、面白いと思うようになったところに保育者のM子観の変容を見、それをもたらしたものは、これまでのM子観の括弧入れであると気づかされた。困った・気になるという見方を括弧に入れて、もう一度M子を見てみた時、これまでとは違ったM子が見えてきた。当然子どもに注ぐ眼差しも変わるだろうし、互いの関係やかかわりも変わる。周囲の子どもの見方やかかわりにも影響を与える。そしてそこで育ち合い、それがまたお互いに対する見方や関係性や具体的なかかわりを変え、育ちに影響している。B5版、総頁数168頁中26頁。
  単著   金城学院大学論集 通巻第 161号(人間科学編第20号) p.53~78      1995/03


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