カナザワ タエコ
  金澤 妙子   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  「保育カンファレンスの必要性と危機そしてその成立を目指して」
■ 概要
  一人ひとりの保育者の子どもを見る目にはある種の偏りがあり、ともするとひとりよがりのものになりやすい。だからカンファレンス-多様な見方・意見のつき合わせ-は重要である。だが実際には、本音で互いのかかわりを話し合うことは難しく、表面的な話し合いに終始しがちであるのが多くの保育現場の実態である。
保育現場での筆者自身の体験を通して、保育カンファレンスを成立させるもの(態度)について考察し、違いを認識するという理解の仕方と自者・他者肯定の寛容的態度をその心の中に確立することを努めて保育カンファレンスは成立すると論じた。B5版、総頁数110頁中33頁。

  単著   金城学院大学論集 通巻第 146号(人間科学編第17号) p.1~33      1992/03


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