カナザワ タエコ
  金澤 妙子   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  「<こんな子どもに>と願う大人に必要なこと」
■ 概要
  こんな子どもに育って欲しいという願いでかかわりを模索する大人に必要なこととして以下の4点をあげた。 1.判断を自分が担ったという自覚 2.「~に見える」ことを自分の価値観・枠組みとの関係において捉える視点 3.大人の願いの自覚化と検討 4.ジグザグを見通した流れの中の今として捉える視点
自分がもっている<こんな子どもに>を自覚しながら、その状況と関係の中で自らのかかわりを自分で確かめていくしか方法(こんな子どもに育てていくかかわり)が見つからないところに育てることの難しさと面白さがある。どうかかわるかは単なる(こうすればこうなる的な)テクニックではない。何を願い、何をどう判断してどうかかわった結果、今の自分としてはそれをどう考えているのかに自覚的にならなければ、かかわりの妥当性を検討することもできなければ、次へのかかわりの可能性を開くこともできない。B5版、総頁数144頁中5頁。

  単著   金子書房「児童心理」第52巻第11号p.75~79      1998/08


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