カナザワ タエコ
  金澤 妙子   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  「保育観は保育にどう影響するか」
■ 概要
  知識としての学び、自分の受けた保育体験、保育者としての経験による学びなどがその時どきの状況や関係と絡み合って保育観をつくり、具体的なかかわりとして保育に影響を与えるが、保育の実際では、保育者の保育観は様々な関係や状況の中で、行きつ戻りつしながら変わっている。どうかかわるにしても、その時どきに変わっていく自分の保育観をどこかで踏み止まって自覚化し検討してみた上でのかかわりは、たとえ表面的に同じかかわりであっても無自覚・無検討にやっていた時とは違っている。ただ、一人では難しく、多様な見方のつき合わせがそれを可能にしてくれる。そして、その中でまた保育観がつくられ、具体的なかかわりとして保育に何らかの影響を及ぼす可能性が生まれる。日本女子大学教授 森上史朗編 筆者は第1章3(p.10~13)担当。A4版、総頁249頁。
  単著   ミネルヴァ書房『幼児教育への招待』森上史朗編 第1章3p.10~13      1998/01


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