カナザワ タエコ
  金澤 妙子   文学部 教育学科   教授
■ 標題
  「発達観の自覚化と検討」
■ 概要
  学術雑誌
ある保育現場で話し合いに参加するなかで、子どもを見る保育者の目がその保育者の発達観に規定されていることを体験したことから、発達観の自覚化と検討について考えた。C太が気になるというA保育者の発達観に絡むものを探り、その後のかかわりを追うと、気になるという問題提起が園内で話し合われることによって共有されながら、当のA保育者よりB保育者の方により積極的に問題として受け止められていった。このかかわりの違いの背景を探り、さらに保育者と話し合うなかで、保育者も研究者も相互に自分のなかにある枠組み(発達観)に気づくところがあった。
保育の実際における、自らの枠組みの自覚化と検討を目指した話し合いのプロセスと具体的な保育行為の関係・プロセスを示している。A4版、総頁数79頁中14頁。

  単著   スペース新社保育研究室「保育の実践と研究」第1巻第4号p.12~25      1997/03


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