タカサワ シュウイチ
  髙沢 修一   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  現代の税務行政に求められる戦略性~税務上のグレーゾーン対策と戦略マネジメント導入を中心に~
■ 概要
  現代の税務行政(国及び地方公共団体が租税の賦課及び徴収を行う行政制度)では、従来の税務行政とは異なる"戦略性"が求められる。なぜならば、節税と脱税に何れにも属しない税務上のグレーゾーンと称される租税回避地(以下、「Tax Haven」とする)を活用した租税回避行為が増えているからである。しかし、税務上のグレーゾーンには、Tax Havenを活用して創出した国外の戦略的租税回避行為ばかりでなく、法人税や消費税を活用して合法的にグレーゾーンを創出した国内の戦略的租税回避行為も含まれる。よって、本論文では、現代の税務行政に求められる"戦略性"について検証することを目的として、戦略的課税システムの整備の重要性と、その基盤となる戦略マネジメントの導入について考察した。
  髙沢修一
  単著   戦略研究   株式会社芙蓉書房出版   (24),17-38頁   2019/03


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