イノウエ タカコ
  井上 貴子   国際関係学部 国際文化学科   教授
■ 標題
  南インドのデーヴァダーシー制度廃止運動とその影響-デーヴァダーシーとカースト協会の活動を中心に-
■ 概要
  デーヴァダーシー制度廃止運動に伴って、彼女らを救済するための立法措置がとられた。一方、デーヴァダーシーは、カースト協会を作って、自己改革をめざし、新たなアイデンティティの主張を行っていく。その過程で、救済目的の法が、現実状況に全く適応していないことが、デーヴァダーシー自身によって指摘された。しかし、社会改革運動を促進した知識人層や議会は、道徳改革のみを主張して、現実をみようとしなかった。 総頁数 112頁中84- 100頁。(レフリー制有)
  単著   歴史科学協議会編〈歴史評論〉6月号№578      1998/06


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.