イノウエ タカコ
  井上 貴子   国際関係学部 国際文化学科   教授
■ 標題
  南インドのデーヴァダーシー制度廃止運動-英領期の立法措置と社会改革を中心に-
■ 概要
  ヒンドウー寺院に奉納された女性、デーヴァダーシーは、主に舞踊を行い、婚姻しないため、英領期に娼婦とみなされ、社会改革の対象となり、デーヴァダーシー制度廃止運動が起こる。彼女らをめぐる、議会や社会改革運動家の議論は、制度擁護と廃止の対立とみなされてきたが、結局、宗教、売春、芸術の三つの範疇が切り離される過程と捉え直すことができる。これによって、従来のデーヴァダーシーの慣習は解体していった。 総頁数 156頁中1-34頁。(レフリー制有)
  単著   史学会誌〈史学雑誌〉第 107編第3号      1998/03


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