イノウエ タカコ
  井上 貴子   国際関係学部 国際文化学科   教授
■ 標題
  古典舞踊におけるシュリンガーラとバクティ
■ 概要
  12世紀のサンスクリット語による抒情詩『ギータ・ゴーヴィンダ』が、南インドのヴィシュヌ派信仰の展開の中で、古典舞踊の題材として取り上げられるようになった。そのことが20世紀ナショナリズムの進展に伴う伝統の再編の波の中で舞踊の表現すべき感情は、シュリンガーラ(恋愛)か、バクティ(神への信愛)かという論争が起こる。そのいずれもが「インド精神」の正当化に結びついていることを論じる。 総頁数 121頁中42-60頁。
  単著   インド音楽研究会機関誌〈インド音楽研究〉第4号      1994/03


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