ウラタ ケンジ
  浦田 健二   経済学部 現代経済学科   教授
■ 標題
  TIMSS地学天文分野問題を使用した知識の定着と教育履歴
■ 概要
  天文分野における知識の定着と教育履歴の関係について調査した。知識の定着を調べるために使用したのはTIMSSの天文分野の問題である。教育履歴については、高等学校における理科の履修科目と理系文系意識についての紙面調査を行った。その結果、高等学校において地学系・物理系の授業を高次まで履修し学習経験を積むことにより知識の定着率は上昇するが、理科基礎程度の学習経験ではどの理科科目を履修しようとも定着率に差がでないことがわかった。このことから、天文分野の知識の定着をはかるためには、地学に特化した学習経験をある程度長く積む必要があると判断される。
  中井睦美、青木寿史、末松加奈、浦田健二、橋本みのり、寺田浩司、牟田淳、久津間文隆
  共著   教職課程センター紀要5号   (5),11-14頁   2020/12


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