タキグチ アキコ
  滝口 明子   国際関係学部 国際関係学科   教授
■ 標題
  「ニコラ・ド・ブレニーの茶論--17世紀後半のフランスにおける茶の医学的意味について--」『科學医學資料研究』31巻3号
■ 概要
  17世紀フランスの医者ニコラ・ド・ブレニーの茶論を紹介し、同時代のフランスで茶はどのような飲み物としてとらえられていたのか、とくにその医学的意味について考察した。ブレニーの茶論はヨーロッパの茶史の中で重要なものであるにも関らず、まだほとんど研究がなされていない。本論文ではブレニーの茶論の中から茶の覚醒作用、苦味、揮発芳香性成分などに関する部分を訳出し、オランダの医者ボンテクー博士に続いて茶の有効性を説いた理論的かつ実用的な茶論と位置づけた。
  単著   『科學医學資料研究』第31巻3号、37頁-45頁      2003/03


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