フクシマ ヒトシ
  福島 斉   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  中学高校時代の運動歴は大学時代の骨量増加に影響する
(大学生5000名の骨量調査から)
■ 概要
  超音波骨量測定器を用いて大学生5000名(男性3566名、女性1434名)の踵骨骨量測定
を行い、中学高校時代の運動歴(なし、中学のみ、高校のみ、中学高校両方)および現在
の運動日数(なし、週3日未満、週3日以上)と骨量との関係を検討した。 男女とも中
学高校両方に運動歴がある者は有意に骨量が増加していた。また中学高校時代の運動歴に
かかわらず、週3日未満の運動でも有意な骨量の増加を認めた。さらに、中学高校両方に
運動歴がある者は、男女とも運動を行うことでより多くの骨量増加を認めた。しかし、中
学高校時代に運動歴がある者でも男性では47.3%、女性では63.8%が大学時代に運動習慣
がないことは問題であり、将来の骨粗鬆症予防のためには大学入学後も運動を継続する
ことが必要である。

  単著   大東文化大学紀要   大東文化大学   (56),1-8頁   2018/03


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