オオツキ ミノル
  大月 実   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  指示・記述・命名・表現―表現論への展望―
■ 概要
  指示が事実として限定された存在者たる事実存在に関わるのに対して、命名は普遍的で可能的な存在たる本質存在に関わる。一方、記述が普遍妥当性があるのに対して、表現は特殊多様性がある。指示・記述がどういうモノを指すかを問題とするのに対して、命名・表現の方はどういう言い方をするかが問題となる。本稿は、今まで言語学的には厳密な議論ができなかった表現というものについてその理論的な基礎固めを行なった。従来の指示中心の哲学・言語学ではなく文学や日常言語の表現研究にも道を開くものである。
  単著   『言語の世界』Vol. 26, No.1/2 (pp.67-76)      2008/12


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