カワチ トシハル
  河内 利治   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  書法批評語〈骨〉義考~南朝から唐代の書品論を中心に~
■ 概要
  中国遼寧で開催された第二届中国書法史論国際研討会で口頭発表した「従南朝到唐代的書品論-関於評論用語“骨”的探討」、および国士舘大学漢学会第三十一回大会で研究発表した「文芸批評語〈骨〉字考~書品論を中心にして~」をもとに加筆訂正したものである。南朝から唐代の書論資料から〈骨〉字術語の用例79件を検出し、その一つ一つを詳細に検討した。その結果、〈骨〉字が書の批評語となるだけでなく、〈骨#0164#〉〈骨力〉〈骨勢〉〈骨気〉〈骨体〉および〈風骨〉〈筋骨〉〈天骨〉〈神骨〉〈気骨〉〈肌骨〉などの術語も評価の基準に使用されており、書品論の重要な概念の一つであり、書法美学・芸術学を構築する上で、必須のタームであることを提起した。(レフェリー有り)
  単著   「書学書道史研究」7 書学書道史学会編 P.41-P.57      1997/09


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