カワチ トシハル
  河内 利治   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  明清文人研究会編/内山知也監修『鄭板橋』所収「鄭板橋交友考ー李鱓との交友を中心に」
■ 概要
  揚州八怪の一人、鄭板橋(1693-1765)の交友は、書画家・詩詞人・学者・僧侶・道士・皇族など広範囲に及ぶ。その中から同郷興化の先輩画家李#0161#(1686-1762・号は復堂)を中心に黄慎・高鳳翰・金農・図清格・李方膺らをからめて言及した。鄭板橋は「惟だ同邑の李鱓復堂のみ相友として善し」と述べ、二人は「君子の交り、淡きこと水の若し」の交友をし、鄭板橋にとって李鱓は最高の「知己」であったことを「鄭板橋交友考ー李#0161#との交友を中心に」で論証した。(P.38-P.52)また「鄭板橋主要文献一覧」によって、全集類、伝記類、逸話類、詩詞文注釈類、研究書類、書画篆刻図版類、その他の七項目に分類し、主として八十年代以降の90数点の文献を収録した。ただし鄭板橋の関係の文献を網羅することを目的として編んだリストではない。(P.239-P.243)なお同書の「あとがき」(P.244-P.245)も執筆した。執筆者は内山知也、鷲野正明、河内利治、松村茂樹、加固理一郎、谷口匡、村田和弘、池田利広、趙善嘉、平野和彦、帥民心、茂野佳奈子、佐藤敦子の13名である。
  共著   芸術新聞社   38-52頁   1997/06


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