カワチ トシハル
  河内 利治   文学部 書道学科   教授
■ 標題
  倪元璐と黄道周―応酬詩と墓誌銘を中心に
■ 概要
  史書は二人を忠臣、同志、学友として記録し、「双璧」或いは「倪黄」と併称する。黄道周は「至性奇情、不#0175#純孝は則ち倪元#0162#に如かず」と、性情と純孝は倪元#0162#に及ばないとその人間性を高く評価し、その書跡についても、「鴻兄の命筆、顔魯公・蘇和仲(軾)より上に在り。其の人も亦た絶出す」と絶賛する。一方、倪元#0162#が黄道周をどのように見ていたかは、あまり考究されていない。本稿では二人の交友の実際を、両者が交わした数篇の詩を読み、併せて黄が執筆した倪の墓誌銘に言及した。(レフェリー有り)
  単著   「中国文化」2002 中国文化学会60周年記念号      2002/06


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