ワタナベ　ヨシヒコ   渡辺　良彦   外国語学部 英語学科   教授

■ 標題   擬似同格構文と複合述語(1)、(2)

■ 概要   本稿では、名詞の同格節構造（the claim that Sの部分）を含む擬似同格構文（la）を扱う。この構文はいわゆる複合名詞句（the claim 以下 の大きな名詞句）を含むが、真正の同格構文と異なり複合名詞句制約に従わない。本稿では、「統語形・意味の不一致」という条件の下で導入される「再分析規則」（restructuring rule）を提案し、この規 則により、（lb）をモデルにして、基体である（la）が派生構造の （lc）に変えられると仮定することによって上記の事実の説明を試みる。　（１）a.[ｖ’make [ＮＰ the claim [s’that S]]] 　b.[ｖ’claim [s’that S]]　c.[ｖ’[ｖ　make the claim][s’that S]] ３月号総頁数 104頁中73－75頁。４月号総頁数 104頁中70－72頁。［レフェリー有］   渡辺良彦   単著   『英語教育』（大修館書店）   (1)73, (2)70-(1)75, (2)72頁   1988/02

Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.