ワタナベ ヨシヒコ
  渡辺 良彦   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  On the Derivation of Pseudo-Relative Clauses-A Dynamic Approach-
■ 概要
  本稿はWatanabe(1991)の改訂版である。本論文では、(1)The sight of the man [who was sitting in the gutter] dismayed me.のような知覚名詞構文と呼ばれる構文中の関係節を「擬似関係節」と呼び、ofの後ろの先行詞+関係節の部分は通常の「主要部+修飾部」の構造ではなく、「主語+述語」関係を含むと主張する。なぜ(1)にあるような関係節が存在するのかについて、Kajita(1977)の「動的文法理論」の枠組みで「パラダイム上の空白」という条件を仮定することによって説明を試みる。本稿での分析は、「可能な文法」(ここは「可能な関係節」)の集合を狭く限定するための試みの一つであることが論じられる。総頁数246頁中153-172頁。[レフェリー有]
  単著   『言語の世界』   言語研究学会   19(1/2),153-172頁   2001/12


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